キリスト教教育研究所Japan Institute of Christian Education (JICE)

JICEではキリスト教の人間理解と行動諸科学にもとづいて、あらゆる社会分野の人々と共に、この社会に対しても又自らに対しても責任ある主体として生きる人間を生み出すために、研究活動をなし、研修の企画実施を真剣に求めています。
JICEの目標を一口で云えば「人間解放、真に生きること」です。好むと好まざるとにかかわらず、現代は急速に変化しています。
この激変の中で私たちひとりひとりに求められていることは “人間として、変革の当否をみきわめ、望ましい変革をもたらす主体に生きる”ことです。

研究所からのお知らせ

2023.10.20 2023年度沖縄フィールド・トリップ 事前説明会のお知らせ
2024年2月21日~24日に開催する「沖縄フィールド・トリップ」の事前説明会を下記のとおり行います。

2023年11月14日(火)12:40~13:10 
2023年11月21日(火)12:40~13:10 
Zoomで開催(事前申込不要、下記のURLから入室してください)
https://rikkyo-ac-jp.zoom.us/j/82186131960?pwd=M3luaDNJdzRPWWZJTEhWUW5kNWhSZz09
ミーティング ID: 821 8613 1960
パスコード: 807085
※2回とも同じ内容です。ご都合の良い日程にご参加ください。
※説明会への参加はフィールド・トリップの参加要件ではありません。

沖縄フィールド・トリップの詳細は、「講演会・研究会・シンポジウム(開催情報)」をご覧ください。
2023.06.08 『キリスト教教育研究』第40号のご紹介
2022.04.30 2021年度公開講演会『入管収容施設の医療体制から非正規滞在外国人の人権を考える』講演録を発行しました

概要

歴史
1958年、世界キリスト教教育大会が東京で開催された際、世界キリスト教協議会から日本キリスト教協議会に対して「教会における集団生活指導者研修会」(Church and Group LifeLaboratory)を大会事業の一環として開催してはと云うことになりました。
これは米国聖公会教育局の全面的な支援によるものでした。
この研修会は、全米教育協会訓練部門(NTL)が開発したラボラトリー方式による「人間関係訓練」(Human Relations Training)を教会生活の革新を目ざして日本の諸教会に紹介しようとしたものであったのです。
1960年夏、第2回目の研修会がアメリカ、カナダの聖公会からの指導者を再び迎えて開かれ、多大の成果を収め、この種のトレーニングが日本において必要であることが認識されたのです。そこでこの種の運動の推進の中心となるべき研究所設立の要望が強まり、1962年4月に立教大学内の一機関として、キリスト教教育研究所(JICE)が設立されたのです。
以来、研究所の活動は、学内はもとより、学外、教会・諸学校・公共団体・企業一般に及び、日本に於ける独自のトレーニング方式をつねに開発しつつすすめられ、開拓的指導的役割を果たしてきております。
本研究所の来歴は、R・A・メリット「JICE キリスト教教育の冒険—<立教大学キリスト教教育研究所>設立に際して—」『キリスト教学』第4号、1962年、を参考にしてもらいたい。
目的
広くキリスト教教育及び宗教全般の理論と実際を研究し、それによって、社会・教会・学校などのキリスト教教育や宗教活動の発展に貢献することを目的とする。その目的を達成するために次の事業を行う。

  1. キリスト教教育及び宗教教育についての基礎的ならびに応用的研究
  2. 研究所と目的を同じくする内外のキリスト教教育関係機関との連絡および協力
  3. 研究会、講演会、研修会などの開催
  4. 研究成果ならびに資料の刊行
  5. その他所員会議が必要と認めた事業
組織(2023年度)

所長

梅澤 弓子

副所長

市川 誠

所員

岩瀧 大樹
上田 亜樹子
大橋 邦一
小野寺 達
加藤 磨珠枝
金 大原
佐々木 正
佐々木 竜太
鈴木 育三
塚本 伸一
辻 英之
遠山 章夫
中川 英樹
西原 廉太
原 真也
播本 秀史
藤井 満里子
逸見 敏郎
前田 一男
宮澤 真理子
八木 正言
若林 一美

研究員

大森 真穂
KIM, DAEWOOK
小林 和夫
シュルーター 智子
鳥居 雅志
中村 真里絵
福原 充
藤野 香奈
三浦 萌華
李 愛慶

事務局

国分 明美

講演会・研究会・シンポジウム(開催情報)

2024.03.02 公開講演会「非正規滞在外国人をとりまく諸問題の底流にあるものは何か—レイシズムに気づき、私たちにできること」※事前申込要
2019年度からはじまった「非正規滞在外国人と人権」シリーズ講演会を今年度も開催します。第1回は入管収容施設の全体像と大村入国管理センターの実態を、第2回はコロナ禍における収容施設の状況を大村と牛久の事例から明らかにし、第3回では、名古屋入管でウィシュマさんが亡くなった事件を中心に、入管収容施設の医療体制について整理しました。第4回では、入管行政の“変わらなさ”についても検討してきました。そこでは、入管システムそのものに問題があることが指摘されましたが、その根源には、日本社会に通底するレイシズムがあるのではないでしょうか。
そこで、第5弾となる今回は、『日本にレイシズムがあることを知っていますか?』(合同出版、2022年)の著者である原由利子氏を招き、入管・非正規滞在外国人を含む諸問題をレイシズムの視点から小括します。そして、私たちに何ができるかを、参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。

日時:
2024年3月2日(土)14:00~16:30

場所:
立教大学池袋キャンパス マキムホール(15号館)M202教室

講師:
原 由利子氏(明治大学兼任講師)
三浦 萌華氏(立教大学キリスト教教育研究所研究員)

主催:
立教大学キリスト教教育研究所

対象:
学生、教職員、一般
※要事前申込、参加費無料

申込方法:
下記リンクからお申込みください

問い合わせ先:
立教大学キリスト教教育研究所(JICE)
TEL:03-3985-2661
E-Mail:jice@rikkyo.ac.jp

刊行物

キリスト教教育研究
JICEシリーズ
  • No.Ⅰ 『ヒューマン・リレーションズ・トレーニング』柳原光・坂口順治著(1965年6月)
  • No.Ⅱ 『関係の神学』菅円吉著(1967年11月)
  • No.Ⅲ 『リーダーシップ』G.L. リピット・坂口順治・志知朝江・R.L.ハウ著(1966年7月)
  • No.Ⅳ 『あなた自身のために—トランザクショナル・アナリシス入門—』レオナード・キャンポス、ポール・マコーミック著(ジーン小田モイ、国谷誠朗訳)(1976年7月)
  • No.Ⅴ 『ゲシュタルト・セラピー入門 その1』エリック・マーカス著(国谷誠朗編訳)(1978年10月)
  • No.Ⅵ 『誘導イメージ—ゲシュタルト・セラピー入門 その2—』エリック・マーカス著(国谷誠朗編訳)(1980年3月)
  • No.Ⅶ 『NLPによる対話の秘訣—ゲシュタルト・セラピー入門 その3—』エリック・マーカス著(国谷誠朗編訳)(1981年1月)
  • No.Ⅷ 『自我状態』ポール・マコーミック著(中堀仁四郎訳)(1982年1月)
講演録
2021年度公開講演会「入管収容施設の医療体制から非正規滞在外国人の人権を考える」(2022年2月26日開催 2022年4月発行)
2020年度公開講演会「コロナ禍における入管収容施設と非正規滞在外国人」(2021年3月3日開催 2021年4月発行)
2019年度公開講演会「入管収容施設から非正規滞在外国人の人権を考える」(2020年1月18日開催 2020年3月発行)

お問い合わせ

立教大学キリスト教教育研究所

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